プロフィール
三浦 紀章 (Noriaki Miura)
中小企業診断士 
経営コンサルタント
有限会社マネジメントプロセス 代表取締役

[会社名]有限会社マネジメントプロセス
[事業内容]店舗経営支援を得意とし、近年は企業再生にも携わる。フランチャイズなどのチェーン業態にも強い。主な著書に「経営コンサルタントからやさしく学ぶ企業経営1~3」(日本マンパワー)、店舗販売管理」(日本マンパワー・共著)、「ワクワク売り場のさわやか笑顔」(社団法人 日本監督士協会・共著)等がある。
[事業所]東京都江戸川区江戸 6-17-34
[電話] 03-3675-5911
[E-mail] BZY12477@nifty.com

更新情報

スペシャリストに聞く Vol.3 中小企業診断士 三浦  紀章 業務効率 + 人材育成 = 経営品質

Special Advice

  • 1 確実な通信手段が経営品質を向上させる
  • 2 携帯電話にはないメリットに注目を
  • 3 広大な施設でも対応できるものを選ぶ

 ここ数年、世界的な経済不況や国内の人口減少などを背景に、さまざまな業界・業種で需要の減退が起きています。そのため企業経営はますます厳しい舵取りを求められています。
そこで今回の<スペシャリストに聞く>では、店舗経営支援を中心とするコンサルティングを手がける中小企業診断士の三浦紀章氏にお話をうかがいました。業務効率の向上や人材育成のためにトランシーバーが店舗で活用されている事例、その場合のデジタル簡易無線機の強みについて解説していただきました。

「トランシーバーは経営品質を上げるためのツールです」

三浦氏:中小企業診断士として15年ほど経営コンサルタント活動をしてきましたが、企業がおかれている状況は今きわめて深刻です。需要の減少から売上の確保がむずかしく、そのわりに企業の倒産件数は少ないことから、過当競争が起きているのです。そうした中で企業は生き残りをかけて人件費を減らす、一人あたりの業務を多くするといった必要性に迫られているわけです。しかし、それにも限界があります。現状のままで人を減らしたのでは業務に支障が出てしまい、お客様に迷惑をかけてしまいます。そうした危機感から、トランシーバーを業務で活用するという発想が生まれてきたのです。

 商業施設においても、トランシーバーを身につけた店員がテキパキとお客様に対応している様子をよく見かけます。トランシーバーは小型のクリップマイクやヘッドセットと併用することで、両手をふさぐことなく業務連絡が行えます。また、トランシーバーならではの利便性として、1人対1人のみならず、全員への一斉連絡や一斉指示ができることがあげられます。携帯電話と違って通信料がかからないこともメリットです。どんな使い方がされているか具体的にご紹介しましょう。
 例えば店長やマネージャーが、接客中のスタッフに対して何か適切なアドバイスをしてあげたいと思っても、お客様の前でそれをするわけにはいきません。トランシーバーを使えば、お客様に知られることなくリアルタイムに接客指導を行えます。ファッションや家電製品の店舗の場合でいうと、現場でいちばんむずかしいのが値下げの判断なのですが「そのお客様はそろそろ買いそうな雰囲気だから、○○○円値引きして購買意思決定を固めてしまおう。その後は、あちらでお待ちのお客様に声をかけてください」といった指示をすることが、実は売上を向上させるために大変有効なのです。その際、トランシーバーは業務効率を向上させるコミュニケーション手段というだけでなく、現場に密着した実践的な人材育成にも非常に役立ち、経営の品質を向上させるツールとして活用されているのです。

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